こんにちは!
メディアクリエイション事業部メディアクリエイト課(以下、MC課)所属の鍬田です。

今回は、2024年6月に開催された全納会……その“裏側”を、皆さんにお届けしていきたいと思います!

全納会とは……
各事業部の事業報告と次年度の展望、新年度を迎えるにあたっての会社の方針、そして表彰と昇進発表が行われる会のことです

私は23卒としてZenkenに入社しました。
仮配属、本配属ともに営業でしたが、今年2月にメディアクリエイト課(MC課)へ異動してきました。

MC課は、普段は主に社内外の様々な動画制作や写真撮影などを行う制作チーム。
ディレクター、動画編集者、カメラマン、デザイナー、コピーライターなど、様々なスキルを持つメンバーが集まるクリエイティブ集団です。

▲ 皆さん、個性溢れるプロフェッショナルな方々です!

このMC課が実は、年に2回行われる全社総会(全納会・全創会)の、ほとんどの動画や写真コンテンツの制作と、当日の配信や全体のイベント運営も担っているんです!

私は入社以来、何度か全納会や全創会に観客側として参加してきましたが、今回は初めてイベントを創りあげる側として関わらせていただくことになりました!

▲ 当日の観客席の様子。さらに海外等からリモート視聴の方々も参加されました。

▲ この大スクリーンに、私たちが制作した動画やコンテンツが映し出されます!

このような大きなイベントを、社内で一から全て制作・運営しているということ自体は、社員の皆さまは既にご存じでしょう。

ですが、実際にはどのような人たちによって、どのような準備が行われているのかはあまりご存じないと思います。

客席や全納会後にレポートいただいているZenkenブログでは知れないこと、MC課のプロフェッショナルな仕事の姿勢やこだわり、知ってほしいこと……。

MC課に配属されてまだ数か月の私だからこそ、イベントの「中の人」という立場でありながら、読者の目線に一番近い感覚を持っていると思います。

そんな私の視点から、全納会の「知られざる裏側」をお伝えできればと思います。
よろしくお願いいたします!

全納会開催1か月前

さて、2024年の全納会は6月24日に開催となりました。
MC課の全納会準備プロジェクトが始動したのはというと、5月の半ば頃でした。

……え、遅っ!!!!?!

MC課も他の部署同様、全納会以外の多くの制作タスクを抱えていますが、約一ヶ月間の準備期間の中で、全納会で使用する膨大な動画コンテンツの制作を段取りよく行っていかなければなりません。

動画と一口に言っても、オープニング動画、プロモーション(昇進者発表)動画、24卒の皆さんのタイピングテストやIT用語テストの結果発表動画、新人賞発表動画、社内の営業促進イベントの結果発表動画、新ジュニアボードメンバーのお披露目動画etc……。
正直、ものすごい数です!

しかし、そこは百戦錬磨のMC課。

テキパキと役割分担して、各々が一気に制作を進めていきます。

動画を作るにはもちろん素材が必要なので、長時間に及ぶ写真や動画の撮影もあったり、たくさんの社員キャストの方々の撮影調整を行ったり、ときには絵コンテや企画書を書いて上長にプレゼンしたりと、MC課は特にこの時期は「超」バタバタしています。

※一部載せていいよ!と許可をいただきましたので、撮影の裏側をご覧いただければと思います!

▲ こちらは全納会で流す動画コンテンツのひとつ「24卒 IT用語テスト結果発表動画の絵コンテと撮影風景。(ディレクターは23卒の髙橋さん!)

撮影をスムーズに進めるため、あらかじめ機材のセッティングを決めておきます。
絵コンテとは、動画制作者がイメージしている構成や完成図を簡単なイラストで表したものになります。

ちなみにこの撮影では、24卒の皆さんの切り抜き写真を使用したかったため、グリーンバック(合成や切り抜きをしたい撮影のときに被写体の背景に張る緑色のスクリーン)を使っての撮影をしました。

「24卒 IT用語テスト結果発表動画」ではこれ以外にも、複数のシチュエーション撮影を行い、動画を作り上げるためのさまざまな素材を確保しています。
(ちなみに撮影機材のセッティングや撤収だけで、早くても30分~1時間ほどかかります。
重たい機材を運んだり、壁の隅々まで黒幕を張ったりなど、これが結構体力を使うので、私はいつもたくさん汗をかきながらやっています笑)

こちらは、JBM(ジュニアボードメンバー)発表動画のイメージラフです!

動画のテーマに合わせて、どのような見せ方をしたら視聴者の態度変容を促せるのか、動画に引き込むためにどのBGMを使用するのか、ストーリーラインをしっかり決めて取り掛からないとターゲットに刺さる動画は作れません。

私の上司である井上主任も、一つの動画を作るために、構成やストーリーラインを何枚もの紙に書き出して試行錯誤されているのを、いつも隣の席で見ていました。

▲ 井上主任がオープニング動画の構成、ストーリーラインを書き出しているシーンです!

私はこれまで何度か、全納会、全創会を客席に座って参加してきましたが、大スクリーンで放映される映像の迫力、引き込まれる内容、クリエイティブのこだわりをひしひしと感じて「MC課すげぇ……!」と毎回感動していたことを覚えています。

視聴者視点に立ち、視聴者を目いっぱい引き込むための準備を緻密に行っているMC課だからこそ、感動する動画を作ることができるんですね!

▲ ひたすら編集、編集、編集…!!!

他にはこんな撮影も……

▲ こちらはHC事業部部長の松島部長の撮影風景ですね…!
当日の会場で動画をご覧になった社員の皆様は、これがなんの動画の撮影だったかお分かりですか?

全納会のテーマを伝えるKV(キービジュアル)

突然ですが、今年の全納会のテーマは「Innovative Shift」。

・真のグローバル企業に向けて一丸となって進んでいくこと
・社会課題に対する貢献性の高い事業を手がけいるということ

をいま一度社員全員で共通認識を持ち、
グローバル企業へ、そしてプライム市場上場へと向かっていくinnovationを起こすため、
行動に変化(Shift)をもたらす会にしよう!

という意味が込められているテーマでした。

そのテーマと、今回のオープニング動画の冒頭で使用した過去の林社長のスピーチ内の、
「社員1人ひとりの力を借りないとプライムには行けない」
「1人ひとりの成長した分しか会社は成長しないんです」

という言葉から着想を得て、MC課の絵里香マネージャーと萌リーダーが制作したKV(キービジュアル)がこちらです。

1人ひとりの力を結集して日本と世界の架け橋を創るぞ!
そしてプライム上場を目指すぞ!

虹色の1本1本が「1人1人の力」、それが結集して日本と世界を繋ぐ虹の架け橋になる、同じ方向(プライム)を目指す1本の強い光になる。
……というイメージのKVです。

このKVも、たくさんのラフ案を経て、1案に絞り込まれ、さらにそこからブラッシュアップされて……と、手間暇かけてデザインされているんですよ。

▲ 萌リーダーが描かれたKVのラフです!どのような画にするのか、試行錯誤されている様子が伺えます……!

▲ 本番でスクリーンに投影されているKVの様子。

進行台本・香盤表(当日のタイムスケジュール)などの資料準備

今回の全納会は、MC課の木下主任が実行委員長の1人を務めました。(もう1人はDS事業部の柏原主任)

実行委員長である木下主任と柏原主任の元、事務局が結成され、6時間以上の長丁場に及ぶ全納会全体の台本作成から、香盤表(タイムスケジュール)作成、プロモーションで使用される上長からの熱いコメント収集、会場の下見、打合せ、実行委員への連絡、様々な資料作成等……ありとあらゆる準備が進められます。

▲ 分厚い台本、分刻みのタイムスケジュール!これとは別にリハーサルのタイムスケジュールもあります。

入念に前日リハ!

MC課の役割は、全納会で流す動画コンテンツの作成だけではなく、当日の全納会の運営全体を担ったり、記録撮影をしたりなど多岐にわたります。

ちなみに当日のカメラの配置は以下のようになっていました。

▲ 全納会当日のカメラ配置図です…!
なんとカメラの数5台!私は①のカメラ担当を任命いただきました!(緊張…!)
当日はカメラマンチーム+配信&オペレーションチームで連携しながら、5台のカメラを駆使して、全納会の様子を撮影していました。

Zenkenでは、MC課が撮影した全納会や全創会をダイジェストにまとめた動画を東京オフィスのラウンジモニターで流しているんですが、様々な画角から壇上を捉えることにより、見ていて飽きない、興味が引き立てられる動画になっていると思います。
(ぜひご来社された際はラウンジの動画に注目してみてくださいね!)

当日、しっかり動けるように、カメラチームでも前日リハを入念に行います。
オペレーションチームも、台本読み合わせや司会者・音響・照明メンバー等への指示、進行・配信の確認、動画の最終確認、全登壇者のリスト作成など、ぬかりなく準備をしています。

いよいよ全納会当日!

いよいよ当日!
MC課は朝9時に会場入りをして、機材搬入・配信&撮影準備・音響&照明&映像テスト・司会リハ・進行リハ・各登壇者リハ……と忙しなく動き回っています。

ステージの裏側はこんな感じです!

▲ 入念に打ち合わせをされている実行委員長の木下主任、柏原主任

▲ 台本の読み合わせをされているMC課の絵里香マネージャーと司会担当の親川主任

▲ 伸びをしている大庭リーダーと爆笑している絵里香マネージャー。MC課はチームの一体感が高く仲もとても良いです!

本番では主にMC課の木下主任、井上主任、大庭リーダーが下の写真のような機器を駆使して各所に配置されたカメラ担当への指示出しや、適切なタイミングで音や映像を流すオペレーションの役割を担ってくださいました。

▲ ステージ裏側のオペレーションチームの様子

我々カメラチームは何をしているのかというと、インカムを通してオペレーションチームの指示に従い、スクリーンに映像が表示されたら画角を寄りにして撮影したり、登壇者の動きに合わせてカメラを動かしたりと、常に会場全体の動きに気を配りながらひたすら撮影しています。

例えば、プロモーション発表動画で昇進者の名前が発表されたときに、観客席側で盛り上がっている映像に切り替わることが何度もありました。

それは、私たちカメラチームが各配置で回しているカメラの映像を、オペレーションチームがタイミングを合わせて切り替えているからなのです。
ステージ裏側と観客席側でしっかりと連携をとらないといけないので、ずっと全集中状態です!

ちなみにMC課メンバーだけではなく、有志で全納会の運営にご協力下さった方々もたくさんいらっしゃいます。

▲ 今回、有志で全納会の運営にご協力くださった菜緒さん、山野さん。流す音楽の選曲や音量調整、会場の照明調整をそれぞれご担当いただきました!

このお二人の他にも、第一部から第三部までのプログラムを円滑に進行する司会の皆さん、登壇者の立ち位置をサポートする壇上誘導係や、プログラムに合わせてマイクスタンドを随時設置するマイク設営係、当日の来場社員・ご来賓ゲストなどの受付対応を行う受付係、そして座席から会場を盛り上げる役割を担う係など、たくさんの方々に、ご尽力いただいています!

改めて、全納会は多くの方に支えられながら、500名弱もの社員やゲストの心を震わせ、明日への行動や意識を変えるための大切なイベントなんだと実感しました。

全納会終了後…

無事に全納会終了!

と言っても私たちMC課の仕事はまだ終わっていません。速やかに会場の撤収作業に入ります。

▲ 撤収作業をするMC課メンバー

全納会ほどの規模になると、撮影セッティング、撤収作業も規模が大きくなるので本当に大変です。

ですがそこもプロフェッショナルなMC課メンバー。
あっという間に会場がスッキリしていくではないですか!
阿吽の呼吸で撤収作業を進めるMC課メンバーは圧巻です。

全納会を終えて感じたこと

私事で恐縮ですが、内容盛り盛りの全納会の中で、私もいくつかのコンテンツを制作させていただきました。

私が担当したのは、
IT用語テスト結果発表動画のメインビジュアルの作成、
新人賞発表動画の作成、
そして今回の全納会の目玉企画の1つだった本村取締役による事業戦略プレゼンのスライド資料作成です。

自分の制作した動画やコンテンツが実際に流れる時は本当に緊張しましたが、それと同時に、会場が沸いたときにはとてつもない達成感が押し寄せてきました!
早くも次、12月に開催される全創会のコンテンツを作りたくなってしまいました笑

▲ 私がデザインを担当した資料でプレゼンをされている本村取締役!
大スクリーンに自分のクリエイティブが映し出される感動は何物にも代えがたかったです。

MC課は全納会、全創会シーズンは特に多忙を極めますが、それだけに、終わった後の達成感が凄まじいです。

今回の全納会準備を通して、多くの人を感動させ、わくわくさせるコンテンツを創りあげているMC課メンバーに囲まれ仕事ができていることを誇りに思いましたし、自分自身も、人を感動させ、突き動かすようなクリエイティブを追求していこうという気持ちになりました。

これからも、先輩たちのようなプロフェッショナル魂を燃やし、次回のイベントでも日々の業務でも全力で取り組んでいきたいと思います。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!