初めまして、 23卒のフィオナ(Fiona)と申します。

2022年11月にZenkenに入社していますが、正式には2023年度新卒の1人です。

※私が在籍していた大学は卒業時期が日本の大学と異なっていたため、大学卒業に合わせて「前倒し入社」をしました。
Zenkenでは、私のように卒業時期が早い学生の採用もこれまで多く行っています。
様々な背景を持つ人材を受けている証拠だと思います!

ブログを執筆した時点では、入社から1年間半以上が経っています。
その間、本当に色々ありましたが(※誇張ではないです)、私のZenkenでの1年目・2年目について心を込めて伝えたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。

まずは、自己紹介を兼ねてZenkenとの出会いについてお話し、入社後~これまでの部署異動に合わせて3つのステージに話を分けて紹介します。

それぞれのステージによって、異なる「テーマ」を抱えてきたので、それを「問いかけ」というカタチで合わせてシェアします。
私が抱えてきたテーマに、1つでも共感する人が居たらうれしいな~と思って執筆しました。

ステージ(1):ヨーロッパから日本へ移住するという夢

「どんな仕事をしようか?」
まずはじめに、Zenkenとの出会いに繋がったのがこのテーマです。

私は、大学で興味のあること・好きなことを勉強できていましたが、いざ就職となると、やりたい仕事が特にありませんでした。

しかし、私の場合は1つだけ確信が持てる思いがありました。
それこそが、「日本で暮らしたい」という夢です。

この夢を語るにあたって、少々遅くなりましたが自己紹介をさせてください。

私はイギリスで生まれ、フランスで育ちました。
とにかく語学の勉強が趣味で、15歳の時に茶道などの風習を通して日本に憧れを持つようになりました。

部屋でYoutube見ていたある日、「日本語を覚えて、将来は日本に引っ越す!」という強い思いが湧いてきました。
それから何年経ってもその思いは薄まらず、大学では日本語専攻を取っては勉強に没頭し、今に至ります。

そこから、「日本で暮らせるように、日本で仕事を探そう」という考えに至り、イギリスからオンラインで就職活動を行いました。

しかし、日本独特の「就活」は私のような外国籍の学生にとってなかなかにハードルが高く、そもそも海外から学生が新卒枠にエントリーするのを想定している日本企業の数自体がかなり少ないと肌で感じました。

外資系企業などを除き、Zenkenのように少し変わった会社(←良い意味で^^)でないと外国人学生の就活は本当に難しいです。(この就活事情は変えていきたいですね!)

さて、そのような状況の中、海外在住英日バイリンガル向けの採用イベントボストンキャリアフォーラム(Boston Career Forum)でZenkenと出会いました。

主に「メーカー」や「コンサル」系の会社が軒を連ねる中、「語学」という珍しいカテゴリーを掲げるZenkenを見つけました。

言語学・外国語の勉強趣味の私は非常に興味がそそられ、すぐさま会社のホームページを見て……即エントリーでしたね(多分w)。

さらに、実際に会社説明会やメールでのやりとりで社員の方のお人柄にも触れることで、完全に惚れました。
説明会は双方向的で、人事からのメール文も「定型表現の連なり」ではなく、人間性・親近感が感じられるもので、自然に引き込まれました(笑)。

ということで、「どんな仕事をしようか?」は、Zenkenから内定をもらった時点で一旦解決しました。

② ステージ (2):海外IT人材を紹介する事業部での初仕事経験

入社してまず最初に、「インドを中心に海外出身のIT系エンジニア」x「優秀なIT人材の採用に困っている日本企業」の出会いを可能にする、「ダイバーシティ事業部 ダイバーシティ課」(通称:DS)に配属されました。

入社当初のタスクは、主にDS 提供サービスの「Yaaay」という、ITエンジニア向け求人プラットフォームの求人の英訳をチェックすることでした。
というのも、Yaaayのターゲットは、海外在住&海外出身の求職者なので、日本の企業様からいただいた求人内容をすべて世界共通言語である英語に訳す必要があるのです。

その他、部長と企業様との打ち合わせに同席して議事録を取ったり、勉強をかねて頼まれた課題(※)をしたりしました。
※例:他の新入社員と2人で、ビザ種類について調べて朝礼で発表することでチームのみんなの理解を深める等

4月の新卒研修を受ける前だったので、「新しい世界に没頭し、商材を把握できるように勉強しながら、自分にできるちょっとしたことを必死に探す」という状況でした。

英語では “Thrown in at the deep end” (=「プールの深いところにいきなり投げ込まれる」ように、いきなり難しいことに直面する)という表現があるのですが、まさにそのような感覚でした。

今思えば、特に大変な役割をいきなり任されたわけではないのですが、当時の私は本当にそう感じたのです。

Zenkenではなにより、チームで仕事する上での考え方、コミュニケーションの仕方を学びました(今でもまだ学んでいます……一生終わらない気がします^^)。
日常生活では「ふわっと」考えて生きてきましたが、ビジネスではその「ふわっと」「なんとなく」を「具体的計画」「数字」まで落とし込まなければ通用しないと、初日から気付かされました。

そして働く量と勉強のこと。
私が育った国では、大学・専門学校・高校で学んだことに直接関係する仕事に就くのが一般的です。

つまり、仕事に必要な専門知識やノウハウをある程度学生時代のうちに授業やインターンを通して身につけるのが前提なので、就職時点では既に戦力に近い立場であるわけです。(もちろんしばらくは「新人感」が残るかと思いますが)

それに対して日本では、例えば大学で文学専攻の人が銀行に入社したとして、入社後から金融業界に関しての知識や経験を身につけていくのが普通です。

これまで触れてこなかった業界の知識や経験を取り入れるためには自己研鑽が必須で、時にはプライベートの時間を削ったり残業して、たくさん勉強するしかありません。
今だからこそ、「それは当たり前だ」と思えるようになりましたが、この違いを受け入れるまで私には時間と経験がかかりました(採用の時に教えてもらったのにね!)。

そのような文化の違いに悩みながらも、優れた先輩と一緒に学んでいた同期に囲まれ、「海外と日本の架け橋になる」というやりがいと楽しみを仕事に見出していました。


└ 当時のダイバーシティ事業部チームメンバーとの一枚📷!
この日は、私たちのサービス(海外出身ITエンジニア向けの求人メディアの「Yaaay」)を在日外国人に知ってもらうために、展示会に出展しました。


└ ランチ時間にオフィスの近くの公園で同僚とひと休憩!

③ ステージ(3):Webマーケティング業界での仮配属期間

3つ目にシェアしたい個人テーマは:「人間の感じる『やりがい』はどのように湧き上がるのか?」です。

DSで数ヶ月働いた後、新卒研修を挟んで仮配属としてバリューイノベーション(VI)事業部(現:グローバルニッチトップ事業部、略してGNT)に異動となりました。
GNT事業部では、クライアント様の集客やブランディング課題を解決するためのWebマーケティングの提案を行っています。

異動により仕事内容が一変したことで、「マーケティング」より「語学・海外人材事業」をきっかけに入社を決めた私は、毎日自分に仕事のやりがいを問うようになりました。

ある意味、DSとGNTの事業は似ています。

DSが行う海外人材紹介事業では、クライアント様の「採用に困っている」という課題の解決を目指す
GNTが行うWebマーケティング事業では、クライアント様の「(主に)集客に困っている」という課題の解決を目指す

このようにまとめてみると、解決しようとしている課題が少し違うだけなのです。

しかし、当時は私は「マーケティングではあまりやりがいを感じない」という心の思いが強く、成長を目指すどころか毎日出勤するのが辛くなりました。
今でも当時の自分の態度に納得していません。

ありがたいことに、Zenkenでは「嘘をつかない」ことがとても大切にされています。

よって、困った時は上司の方への相談が大歓迎です。

私も、モチベーションが下がっていたことを正直に伝えました。
メンターの方も上長の方も、その私の思いを悪いこととせず、優しく耳を傾け、適切なアドバイスをくださいました。
(この会社は、仕事だけでなく一人一人の社員、「人間」を非常に大切にしていると実感できたエピソードです!)

なお、GNTに所属していた間は、つらい思いばかりではなく、そんな私に真剣に向き合ってくれた非常に優しい人たちと知り合うことができたという良い思い出もありました。
業務では、現在も活かせているパソコン操作のノウハウと、目標意識を持ちながら仕事に取り組むことを学びました。

現在は、教えてくださったメンターの方に毎日感謝を覚えながら、仕事に取り組んでいる次第でございます^^


└ 【ありがたいエピソード!】入社前からずっと指導をいただいている松島取締役が、フランスから日本に旅行で遊びにきていた家族を会社のオフィスに招いてくださいました!

私の大先輩である、同じフランス出身のクロエさんもオフィスツアーをしてくださり、この会社の「家族感」を改めて感じることができました。

④ ステージ(4)《現在》:休職と本配属異動を経て、留学課でプロになる

半年くらいの仮配属を経て、本配属で「グローバル教育事業部 留学課」に異動になりました。

しかし、個人の健康上の事情でそこで3か月半休職することになり、その結果スタートこそ遅くなりましたが、ありがたいことにこのブログ執筆時点でフルタイム勤務に戻れるタイミングが見えています。

留学課に異動し、また新しい分野に挑戦することになりました!

私たち留学課の提供しているサービスは、大きく分けて3つです。

アイコン 主に英語圏で海外の大学に進学したい人が無事に入学できるよう、出願から出発までのサポート
┗ (1) 出願する大学の選択 → (2) 出願サポート (3) 入学合否判定後~出発までの手続き・手配のサポート
アイコン 短期~長期「語学留学」(民間語学学校や大学付属の英語コースなど)をしたい人の出願・手配サポート
アイコン 中学・高校在籍時に正規(=学期留学や卒業留学など)、または交換留学希望の人のサポート

いずれにしても、留学したい人と、留学生(”International student”)の入学を望んでいる海外教育機関を結びつける「エージェント」という立場になります。

エージェントの仕事にも数多くのチャレンジがあり、覚えなければいけない情報量に驚くことが多いです。

各大学の情報もそうですが、渡航のためのビザ手続きと留学先の国の受入状況、または通貨レートの変動、国の間での学位・単位システムの違いと互換性(例えば、日本のA大学で●●単位数は、アメリカのB大学ではこの位に相当する)などの細かい部分まで把握しておく必要があります。

また、留学したい人の状況をリアルタイムで聞きながら、頭の中からその人の状況に当てはまる情報を引き出して即時に提案しなければなりません。

そんな神業めいた仕事を毎日行う同僚先輩の皆さんの姿に憧れており、私もこの仕事で早く一人前になりたいと感じるようになりました。

私も、留学をするチャンスに恵まれていましたし、そのおかげで今の日本での生活があると思っているので、留学の重要性を確信しています。

そのため、自らの体験を、徐々に知識&ノウハウで裏付けすることで、留学を希望する方の夢を叶えていきたいです。

私は、社会人として歩み始めたばかりですし、これからの人生も何が起きるか分かりません。
ただし、ここ一年間半で学べたことが一つあるとすれば、「今を楽しく生きる」ことに越したことはない、ということです。

それができれば自然とやりがいも生まれるし、悩むこともさほどないかもしれません(笑)。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます!
では、また次回のブログでお会いしましょう^^


└ 【留学課チームメンバーとの一枚!】同じ月誕生日の同僚と私が、非常にゴージャスなケーキのプレゼントで誕生日を祝っていただいた日の写真です!
とても温かな雰囲気のオフィスで毎日仕事ができており、周囲の社員さんからたくさん元気をいただいています。