「Zenkenって面白そうかも!」と最初に思ったのは、2020年コロナ禍。

リモートで会社説明会を受け、松島取締役の魔法のようなプレゼンに引き込まれた瞬間でした。

あれから3年半、今このブログを書いている私は、まさかの退職者です。

このジェットコースターのような3年半、ちょっと振り返らせてください。

新卒1年目:聞いていた通り、 ちゃんと(?)地獄

社会人としてのスタートは、まさに地獄でした。

ウェブサイト運用から営業部に異動し、新規提案の電話をかけ続ける日々。
一番怒られて、一番学びの多い期間でしたが、この期間は失敗ばかりで正直良い思い出はほとんどありません。

そのような苦しい中、今でも覚えているのは、同期の六戸さんが元気に架電をしている声、美谷リーダーの貪欲な頑張り、伊藤さんの人当たりの良さです。
私自身は凹んでは持ち直すのを何度も繰り返し、最終的には心が折れて社会人になって初めての挫折を味わいました。

当時の上司だった小坂マネージャーには、朝早くから夜遅くまでロープレに付き合っていただきました。
あの厳しい日々がなければ、今の私はなかったと思います。

新卒2,3年目:新規事業チームに異動。あれ?ちょっと面白いかも!

怒涛の1年目を経て、営業で成果を出せなかった私は新規事業チームに異動しました。

異動にあたってのいざこざは下記の新卒2年目ブログをどうぞ!
アイコン 社会人が想像以上に大変で「会社辞めたい」と言ったら、 新規事業にぶち込まれた話

新規事業チームで過ごした時間が最も長く、そして充実したものでした。

堀内マネージャーという太陽の下で、真っ直ぐ育つ竹のように、新しいことに挑戦させてもらいました。

堀内マネージャーから学んだことは、

「できるかできないかじゃない、やるんだ」
「結局、熱量しか伝わらない」

の2点です。

営業技術もないし、サービスの実績もない、プレゼン経験も乏しい。
新規のお客さんを開拓していく中で、ナイナイづくしだった私。

そんな不安な時に頂いた、この言葉達は私にとって強い支えになりました。

業務では、営業以外にもSNSを任せていただきました。
特にTikTok運用では100万再生を何度も達成するなど、SNSの運用ノウハウをためることができました。

しかし、その後、事業は失敗し、大切に育ててきたTikTokアカウントを手放すことになりました。
一緒に頑張ってきたメンバーが退職するなど、少し力が抜けてしまう時期もありました。

新卒4年目: アディショナルタイム

一度は退職を決意しましたが、松島取締役からのご依頼でリンゲージ事業部へ期間限定でヘルプに行くことに。
当初は2ヶ月だったヘルプ予定が4ヶ月に延びる中、最後の数ヶ月でも新しいチャレンジをしました。

リンゲージでは、中学・高校向けのオンライン英会話サービスを提供してます。
私は、オンライン英会話をご導入いただいた学校に赴き、約40人の生徒の前でオリエンテーションを行うという、緊張してひざがガクガク震えそうなシーンを任されています。

オリエンでは、単にオンライン英会話のやり方を説明するのではなくて、「英語が話せると将来の可能性が広がるよ」というお話を学生たちにしています。
単に授業を受けて成績を取るだけではなく、一歩先の自分の将来のために頑張って欲しいと本気で思って伝えています。

正直、学生の中には、「オンライン英会話嫌だな」「だるいなぁ」みたいなスタンスの子もいます。

それでも、目の前の学生の心を1mmでもいいから動かし、
やる気にさせるのが私の仕事。

私はこのオリエンを思いの外、楽しんでいます。

あの頃の堀内マネージャーが人を動かすためにやっていた、「熱く語る」をまさにやっている自分がいました。

また、リンゲージに来たことで海外への思いを再確認できました。

GNTでは考えられなかった、社内で英語が飛びかう環境があったり、楽しそうに英語を喋ってる同期の山本さんがいて、隣で見ていて「当たり前に英語を話せるってやっぱりかっこいいなぁ!」と非常に刺激を受けました。


▲ 同期の山本さん(写真:右)との一枚

また、「英語が話せることは、将来の選択肢を増やしてくれる」という話を学生にする中で、その言葉が自分にも返って来ました。

私自身は、学生時代に留学をしてたので海外に出る楽しさと、英語が話せる喜びを知っています。

せっかく身につけた英語をもっと使いたいし、
それを活かしていろんな人と触れ合いたくさんの経験をしたい。

最後にリンゲージに来た意味は、もしかしたら自分の意思を再確認するためだったのかもしれません。

3年半の総括と新しい挑戦

振り返ると、この3年半は本当に充実していました。

切磋琢磨できる同期。
熱い堀内マネージャー。
常に喝を入れてくれる松島取締役。

私が新卒一年目に書いたブログにある、「上司が部下を見放さない」はZenkenの良い文化だと思います。
できないことがたくさんあっても、サポートしてくれる上司や、努力を続ける同期と一緒に過ごせた経験は宝物です。

「やる気があるのかわからない」と言われて採用された私ですが、振り返ればやる気を見せ続けた3年半だったと思います。
(本来であればここから恩返しすべきタイミングでの退社となりますが、どうかお許しください。)

もともと海外で働き、海外で暮らす目標は入社前からあり、遅かれ早かれ行く予定ではありました。
それでも、大学卒業後にいきなり海外へ行くのではなく、日本社会を経験してから海外へ行くという段階を踏めたことで、得られた経験がたくさんありました。

大学生の時には分からなかった、社会人としての意識や成果を出すための努力を今では深く理解できます。

Zenkenのクレドにある「挑むが勝ち」を胸に、
失敗を恐れずこれからも挑戦を続けていきます。

この3年半の経験と、多くの方々からの支えを胸に、
海外での新しい挑戦を楽しんできます!

改めて、松島取締役。
私を採用してくれてありがとうございました。

退職相談の時に
「会社を辞めるのはいいが現実逃避的にワーホリに行くな」
「目的をしっかり整理した上で人生を歩みなさい」
と言っていただき、そこから大きく方向転換出来た事にも感謝しています。

大きくなって帰ってきます!

以上、21卒の植竹でした。