後輩の留学生たちを、支える力になりたい

みなさんこんにちは。
16卒入社、中国出身の劉（リュウ）です。

前回のブログでは、入社1年目の経験について書かせていただきました。
→新卒1年目の日常vol.15～一人ひとりを見てくれる環境に、魅力を感じた～

昨年10月に新卒として入社してからは、コンテンツマーケティング事業部（以下Cマーケ）の営業として、業務にやりがいを感じ、苦しみながらも、たくさんの経験をさせていただいています。
そんな中、今回みなさんにご紹介するのは、こちらーー

七夕フェスティバルです！

実は全研本社では、毎年の七夕の際に社員から願い事を募集しています。
大きな特徴は、「願いが本当に叶うかもしれない」ということ。

これまで、「私たちのフロアにも自販機がほしい」、「社内のオシャレさんにファッションコーディネートして貰いたい」、「○○部長とオムライスを食べたい」など、さまざまな願い事が実現されてきました。

昨年の10月に入社した僕は、今回がはじめての七夕フェスティバル。

短冊の募集期間中、悩みに悩んだ末に出した、「リンゲージ上奥部長とランチに行きたい」という願い事が、光栄にもかなえていただけることになりました！

No.1　ランチが行われるまで…
上奥部長とランチに行きたいと思ったきっかけ

全研本社は、「ITと語学でそこにない未来を創る」というスローガン掲げています。

ここでいうITを担っているのが、いま僕が所属している、eマーケティング事業本部。
そして、もう一つの冠である語学を担っているのが、リンゲージ事業本部です。

いままで、全研ブログでもあまり露出していなかったリンゲージの紹介もかねて、今回願い事を出させていただいた理由をお話したいと思います。

リンゲージは、もともと全研本社のグループ会社として、法人向けの語学研修事業をメインとした事業展開を行っていました。
現在は全研本社と合併し、リンゲージ事業本部として、多数の大手企業をクライアントに抱える法人語学研修事業に加え、リンゲージ英会話スクール、この秋に開校を控える、ビジネスに特化したリンゲージ日本語学校や、英語圏への留学を斡旋しているグローバルスタディ（留学事業）など、たくさんの事業を展開しています。

▲クリックすると拡大してご覧いただけます。

そんなリンゲージをけん引しておられる上奥部長とは、実は今回のランチまでは1回もお話したことがありませんでした。初めて上奥部長をお見かけしたのは、今年の7月に開催された全研グループの納会です。その納会のプログラムの一つ、事業報告の中で、リンゲージの事業方針や今後の展開などについて発表なさっておられ、僕の中で「もっとお話を聞いてみたい」という想いが強くなりました。

今の日本では、政府の政策もあり、外国人留学生や労働者がどんどん増えてきています。
僕自身も、新卒で全研本社に入社する前は、留学生として関西の大学で2年間学んでいました。
自分が身をもって経験しているからこそ、来日したばかりの留学生が感じる不安や、就職活動を行うときの葛藤などは痛いほどわかります。

僕の場合、日本のアニメやゲーム、音楽などが好きで、そこから日本語にも興味を覚え、ある程度勉強してから日本に来たのですが、実際には来日してから、イチから日本語を学ぶ外国人も大勢います。

就職活動を行う上でも、「日本語を学びたい！日本で働きたい！」と思っている後輩たちの役に立ちたい。という思いがありました。
そんな中で全研本社に出会い、ここならその夢を叶えられる！と思い、全研本社に応募していました。

そういった、外国人労働者や在留者が増え続けている今のこのトレンドをうまく活かしていくリンゲージのビジネスモデルは、とても興味深く、実際にお会いしていろいろお聞きしたい！と思ったのです。

▲納会で発表される上奥部長

そんな入社から1年もたっていない新卒のわがままを聞いていただけるとも思ってもいませんでしたが、それを七夕企画として叶えてくださり、お忙しい中時間を割いていただいたみなさんに本当に感謝しています。

実は、この願い事を叶えていただけると連絡を受けたのは8月の中旬で、それから実際にランチが行われるまで、約1ヶ月の準備期間が与えられました。
その間に、リンゲージのHPや関連サイトを見て、質問事項をまとめていたのです。

No.2　ランチ当日

楽しみにしていたランチ当日。
僕と同じく、海外出身で新卒入社している、16卒のフウさん（中国出身）、17卒のベンダさん（ドイツ出身）と一緒にお店へ向かいました。

朝から緊張しまくり、ランチの席に着いてからの自己紹介も全然ダメで、同席してくださったeマーケティング事業本部の松島取締役につっこまれてしまいました。
それでも上奥部長は親切に耳を傾けてくださり、僕の直接過ぎる質問にも笑顔で答えてくださいました。

上奥部長ご自身のご経歴から、今後のリンゲージの事業展開についてなどお聞かせいただき、箸を持って料理を食べる時間よりペンをもってメモするほうが長かったような気がします。
僕が認識していたよりもずっと、リンゲージが参入している事業や規模は大きく、特に留学事業については日本国内向けに限らず、中国や東南アジアにも進出していることにまず驚かされました。

「日本人が海外に留学に行くとき、奨学金の制度などを全く活用できていない。その流れをリンゲージが変える！」と、今後の事業計画についてもたくさんお話してくださいました。

すでにアメリカなどの英語圏で、たくさんの高校・大学と提携関係を持っているリンゲージ。提携校やプログラムは年々増え続けています。
留学というのは、どうしても「費用がかかる」というイメージがありますが、リンゲージが海外の学校のパートナーとなることで、手続きサポートを「無料」で提供できたり、学費を賄う給付型奨学金を取り付けたりすることで、費用を削減した留学を実現することができます。その交渉力の強さがとても印象的でした。

日本の少子高齢化が進んでいる中で、外国人留学生や労働者が増え続けています。今後もさらに増えていくであろう現状を、リンゲージはとても積極的にとらえ、語学分野に限らず関連分野にもタイミングを見て進出していきたいと仰っておられました。外国人として、全研本社で今後活躍できることもどんどん増えていくと感じてワクワクしています。

例えば、リンゲージ日本語学校へ入学してくる外国人留学生については、英会話リンゲージでアルバイトとして活躍していただいたり、外部の企業、お店と連携しアルバイトを紹介したり、労働派遣事業への展開は少子高齢化が進んでいる日本にマッチしていて今後の発展が楽しみです。

もともと語学に興味を持っている僕にとっては、どのお話も、参加したい、携わりたいと思えるほど面白い企画ばかりでした。

僕の母国語は中国語ですが、小学校に入る前に英語を学び始め、中学の時にロシア語に出会い、高校の時に日本語を始めたので、日本語が第三外国語にあたります。
どうしてこれだけ語学を学んできているかというと、「通用語ではなく、相手の母語で話した方がその人に届きやすい」という考えがあるからです。
言葉を通じて沢山の国の人と交流でき、とても楽しんで語学の勉強を続けられています。
その楽しさを伝え、広げていきたいですし、自分が持っている語学力で今後の国際交流にも貢献していきたいと思っています。

▲みなさん、料理が運ばれてきてもなかなかお箸を取らず…。

No.3　ランチを終えて…
リンゲージへの思い

先述の通り、実は僕、就職活動をしていた1年前は、リンゲージ目当てで全研本社の新卒採用に応募していました。
当時の志望理由は「後輩の留学生の支えになりたい」という簡単な思いでしたが、今回の経験は、僕にとって、新たな学びがたくさんあり、新たなモチベーションにもなりました。

上奥部長は、「点と点がどこでつながるか分からないので、常に色々な事について考えている」と仰っておられました。その為の情報収集は常に怠らないそうです。
だからこそ、世界中の面白いプログラムを発見できたり、いままで実現したかったアイディアをつなげて利益を生み出せるビジネスモデルを作り続けておられるのだと感じました。

世界中の優秀な人材を日本に集めて日本語教育をし、日本人の方々には英語をマスターしてもらう、その架け橋でありたいという「リンゲージ式」の国際交流に、すごく魅力を感じており、自分のふわっとした「後輩の留学生を支えたい」という夢が具体化されたように感じています。

▲左から、17卒のベンダ・マデレーンさん、リンゲージの上奥部長、劉、16卒の胡 宇翔（フウ イシャン）さん

松島取締役からは、今後は部署を超えて、リンゲージにも提案してもらいたいというありがたいお言葉もいただきました。

今回、上奥部長からリンゲージについて詳しくお話を伺う機会をいただき、今まで以上に、新規事業を自分が形作っていきたい、新しいビジネスモデルにチャレンジしていきたいという気概が強くなっています。

今後自分がアイディアを生み出せる側になるため、まず地道に情報収集を始めていき、世界中に留学している、働いている先輩や同期に密に連絡をとり、情報を共有し合っていこうと思います。
それにとどまらず、どうすれば優位性を持たせるのか、いままで全研の成功例を参考に、自分なりに考えて提案できるようにしたいと思います。

改めて、こうした新しいアイディアを生み出し続けている全研本社に入社でき、本当に良かったと思う機会でした。
今回の貴重な経験を、自分のビジョンの実現にしっかり繋げていきます。

以上、16卒の劉でした！